2013年1月25日金曜日

展開を予想させない!


 滋賀県中学校美術教育連盟の研究会に呼んで頂きました。午前中は、授業を参観させて頂いたり、研究協議に参加させて頂いたり、生徒の作品を鑑賞したりしました。
 午後o-oは、ワークショップと講演を行いました。ワークショップは、”展開を予想させない”というのが、頂いたお題でした。展開が予想できないというのは、すなわち「今」に没頭するということにつながります。何かと目的、効率、計画に縛られがちな大人(中学生さえも含めて)です。「今」に溶け込むことの心地よさを感じ取って頂いていたならば、嬉しく思います。先生方のたくさんの笑顔がとても印象的でした。
 講演では、ワークショップで何が起こったのか、何を起こしたのかを中心に、中学校美術科の指導についてo-oの考えをお話させて頂きました。熱心に聴いて頂き、そのご姿勢に深く敬意を表します。ありがとうございました。

2013年1月10日木曜日

土と手と火の魔法

 関西国際大学のo-oの仕事場、造形室のことですが、ここには立派な電気窯があります。o-oは大の陶芸好き。いえ、全然訓練や研修を受けたことはありません。島根女子短大在職中にも窯があったものですから、自己流でやっていただけです。それでも、いえ、それだからということもあるのでしょうか、とにかくその偶然性に惹かれるのです。ねらいは定めても、ねらい通りにはなりませんし、期待していなかったものが案外いいように焼き上がったり。
 「図画工作」の授業と特別プログラムとしてo-oが開講している講座で、今、陶芸に取り組んでいます。題して、「土と手と火の魔法」。800℃で素焼きをした状態がこの写真です。次は釉薬をかけて本焼きです。ほかほかの作品を窯から取り出すのが、何とも豊かな時間です。学生たちの表情もほかほかです。

2013年1月3日木曜日

京のお正月

 
 2013年となりました。明けましておめでとうございます。今年もみなさまにとって素敵な一年でありますように、心からお祈り申し上げます。
 引き続き、o-oサイト・ブログをよろしくお願い致します。FBの方は、写真を中心に短文を添えて、日頃見つけた美しいもの、おもしろいもの、いいなと思うものを結構頻繁にアップしています。こちらのブログは週に一回くらい更新していきたいと考えていまして、少し時間のある時に、出来事とほんの少し思考を絡めてのアップとなります。いずれにしても、淡い、柔らかい、つれづれなるかたちに違いはないところです。
 このお正月は2日に、知恩院から円山公園、八坂神社と巡って、祇園でお料理を頂きました。曇っていて、時折雨が降り、雲が切れると日が射して青空も顔を出して、という風情のある一日でした。日が暮れる頃、祇園の石畳は濡れて青、赤に灯っていました。
 



 

2012年12月20日木曜日

複製VS武井さんVSヨハンセン

 フェルメール作品は、この世に三十数点しか存在しません。半分ほど見てきましたが、一生の内に全点突破したいと考えています。可能でしょうか。
 オランダに行かないとまず見られないと思っていた《真珠の耳飾りの少女》に出会えた感動で、今夜はまだドキドキ感が残っています。やはり他のフェルメール作品と同じく、絵は内側から輝きを放っていました。現実にあり得ないことがそこにありました。
 大塚国際美術館の複製と、武井咲さん、そしてスカーレット・ヨハンセンの比較鑑賞をどうぞ。この首の角度で、こちらをこのくらい見て、顎を引くということは困難だということが分かりますね。そうか、そこにも本作の魅力が隠されていたのですね。

2012年12月16日日曜日

Y+TにO−O

 11月にオープンした横尾忠則現代美術館ですが、今日ようやくゆっくりした休日、鑑賞に出かけてきました。その作品群は、ノスタルジックで、ユーモアたっぷりで、気持ち悪いはずなのに爽やか、重いはずなのにポップ。表現性、ドラマ性、象徴性に満ちています。
 中でもo-oが好きなのが、Y字路のシリーズ。その作品の前に立つと、何だかドキドキするのです。透視図法も無視されていて、ピントもボケているようなのですが、リアルなのです。知的リアリズムと言うのでしょうか。子供の頃、Y字路に立った時の言いようのない不安感が蘇ります。視野が狭かったゆえの恐怖感でした。

 2000年でしたか、横尾さんの講演を聴いた時、彼は次のようにおっしゃいました。「美術をしている者がいうのも変だが、想像することは危険である。想像するとは先を見通すことである。『目的を持つこと』も危険である。芸術は目的を持ってはいけない。目的を持つとは、前を見通そうとする行為と重なってくる。前を見通そうとすると、今、目の前のことを大切にできなくなるからである。」まさに、子供を内在化させた大人。o-oが目指すところです。そんな思想の下に描かれている作品ですから、すなわち今の自分の「あるがまま」をさらけ出しているから、その作品の前で心が解放されるのですね。

2012年12月15日土曜日

募金箱にチャリン

 今年もルミナリエの灯りが点されました。18年目?でしょうか。元町から大勢の人の中を歩いていくのはしんどいので、毎年東遊園地にだけ行きます。
 今年も寒い中での鑑賞です。しかしながら、たくさんの灯りですから、そこはほんのりと熱を感じて、少しだけ温かいのです。それは、一瞬風が止まって、よーく触覚を研ぎ澄ませてみて微かに感じる程度のものです。何だか豊かな気持ちになります。
 募金箱にチャリン、と。来年も開催されますように。

2012年12月2日日曜日

島根に「ただいま」

 「ただいま」と言うところがたくさんあります。今週は月曜日と土曜日の2回、島根に「ただいま」でした。大切な知り合いの方々や教え子たちがいます。「『みる力』を地盤として『育てる力』を」と題し、松江市保育研究会の100人以上のの先生方に講演をしてきました。その熱心に聴いてくださる姿に、襟を正されます。
 夜は所長先生方と、ゆったり松江の夜を楽しみました。
 そして、冠雪の大山を仰ぎみながら、神戸へ「ただいま」。