2013年12月15日日曜日

釜山調査がうまくいきますように。

 今年度引率するグローバルスタディでは、o-oは釜山へ行くプログラムを担当します。2/11〜2/15です。プログラム名は「韓国の芸術文化と文化施設における教育」です。20名の学生が参加します。三木キャンパス人間心理学科の学生3名を含みます。
 事前学習として、みんなで姫路市立美術館へ行ってきました。当館学芸員の本丸生野さん(日本美術教育学会の仲間です)から、当館の教育普及についてレクチャーを頂いた後、広重展を鑑賞しました。学生の中には、生まれて初めて美術館に来たという学生もいて、これまで10回以上美術館に来たことがある学生は一人でした。そんな学生たちですが、たいへん熱心に広重作品に見入っていました。ネパールから留学で来ている女子学生も興味津々の様子でした。本丸さんにも参加頂いて、一緒に対話を通しての鑑賞を展開しました。自由にみていくことの楽しさを感じてくれたようです。
 釜山では、市立美術館や博物館、あるいは文化会館などにも調査に出かけ、あるいは小学校の「図画工作」も参観させて頂く計画です。日本との比較の中で、今年度のグローバルスタディの目的「文化と教育の多様性理解」が達成できればいいなと思っています。
 帰りに姫路で、自分で焼くことのできるやきとり屋さんに寄りました。塩焼き、タレ焼き、どちらも抜群の美味しさでした。焼酎に合わせながら、今日の事前学習の充実ぶりにとても喜びを感じ、釜山行きがますます楽しみになってきました。

2013年11月26日火曜日

「立体名画!?〜つくる鑑賞〜」

 「立体名画!?〜つくる鑑賞〜」の授業(「図画工作」)より。ムンクにロイスダールに広重にマチスに栖鳳にダビンチにマグリットに・・・!続々と立ち上がってきています。 

2013年10月17日木曜日

島の秋

 土日もずっと休みがなかったので、今日は代休をもらいました。
 六甲アイランドの小磯良平記念美術館と神戸ゆかりの美術館に行ってきました。いずれも岡山大学の泉谷淑夫先生の作品が目当てです。平日ということもあって、ゆっくりと鑑賞することができました。アウトプットばかりの日々、こうしてインプットの時間が豊かです。
 ただ、半袖で出かけたものですから、寒いくらいでした。つい先日まで、あれほど暑かったですのに。あの暑さを思い出しながら、イメージで凌いでいました。
 池に一枚の紅葉。映えていました。

2013年10月15日火曜日

具は食べてもいいのです。

 お猪口にすだちを搾ってから汁を飲むのか、汁を入れてからすだちを飛ばして飲むのかで、微妙ですがはっきり違いが出ます。ようやく秋が来ましたね。

2013年10月6日日曜日

巡回指導の一コマ

 小学校に行くと、子供たちはちゃんと見つけてくれます。「何でここに定規があるの?」担任の先生「それはネクタイピンっていうのよ。」「定規だよ!!」「何言ってるの。それはネクタイピン!」o-o「いえ先生、これは定規です。」

2013年10月1日火曜日

茄子ってどう保存するのでしょうか。

 8本の茎で、一日30個は穫れるこの時期。食べきれないので、道行く人にあげたりします。本当です。
 カレーライスのトッピングにしますが、むしろカレーとライスの方がトッピングのようです。
 白菜はまだ赤ん坊です。

2013年9月11日水曜日

2013の夏。

 この夏は、いろんなところに行きました。学会、研究、講演、入試委員長としての仕事に実習の巡回指導・・・。
 近畿各地はもちろん、島根、徳島、山口、新潟、富山、金沢2回、そして鳥取は倉吉。
 倉吉には、鳥取県保育研究会保育士研修会の講師として呼ばれました。130名をこえる参加者がいらっしゃて、たいへん熱心に受講頂いたのですが、島根時代の教え子が10人も。とても嬉しかったですね。
 前夜に倉吉入りすると、教え子4人が宴を催してくれて、夜遅くまで呑んでいました。彼女たちももう保育現場で10年目とか8年目。とっても成長した部分と、学生の頃と全く変わらない部分と。幸せな、幸せなひとときでした。

2013年8月15日木曜日

思い出はシャボン玉のようには消えません。

 園部の山間。22年前中学3年生で担任していたみんながバーベキューに呼んでくれました。彼ら彼女たちの子供たちがたくさんのシャボン玉を飛ばしてくれてます。
 肉の塊を豪快に焼いて食べたのはとても美味しかったですが、それ以上に彼ら彼女たちに会えたのが嬉しかったです。卒業文集やアルバムを開きがなら、あんなことあった、こんなことあった、いやそんなことはなかった(笑)と話していました。この上ない喜び、至福の時とはこういうことを言うのだと思います。
 みんな、ありがとう。(南丹市園部町竹井にて)

2013年7月22日月曜日

42年振りの再会。

 卒園以来初めて、幼稚園の時の担任の先生に会いました。42年振りです。先生は、o-oが当時描いた作品を下さいました。自分の作品との42年振りの対面。カフェでの2時間半は夢のような時間でした。帰りのポートライナーでは涙が止まりませんでした。

2013年7月16日火曜日

fragmentシリーズ、また一つ。

 また一つ、作品が完成しました。その途端、作品は自分の手元(所有ということではなく意図)を離れ、勝手に語り出します。この作品が何をしゃべりだすのか、楽しみではありますが、それはそれとして。さてまた次へ向かおうと思います。

2013年6月15日土曜日

「描いたり、つくったり、みたり。」第3弾

 授業でもない、単位が出るわけでもない、それでも「楽しい!」って集まってくるみんな。o-oもとても楽しいです。o-o開講のセンタープログラム「描いたり、つくったり、みたり。」今期はその第3弾。
 様々な鑑賞活動からスタートして、今はスチレン版画に取り組んでいます。



2013年6月8日土曜日

御影に佇む上品な美術館

 東灘区に、庭も収集作品も素晴らしい、小さな美術館があります。香雪美術館と言います。朝日新聞の創始者が収集した逸品たちが公開されています。今年40周年ということです。
 明治期に膨大な数の日本の名品が買われていきました。それを食い止めようとされたのですね。そんな方がいてくださったことを嬉しく思います。
 今日は特に、酒井抱一の十二ヶ月図短冊帖に見入りました。

2013年5月26日日曜日

柚子風呂に浸かっての新企画

 実家の亀岡と嵐山の間に、水尾という「柚子の里」があります。コンビニも自販機もない、山に囲まれた隔世の場所。新緑の下、柚子風呂に浸かり、鶏すきをつつきながら。
 新しい出版企画の打ち合わせでした。みんなでつくった『日本美術101鑑賞ガイドブック』(三元社)から画家を40人くらいピックアップして、その画業や生きざまを、中高生にも分かりやすい内容で読み物風に伝えようというものです。
 神林恒道先生にご指導頂きながら、泉谷淑夫先生、大橋功先生、新関伸也先生、赤木里香子先生との共著です。そしてまた三元社にお世話になり、山野麻里子さんに丁寧かつ厳しく(ありがたい!)チェック頂きます。つくる過程を楽しんでいきたいと思います。
 o-oはまず、北斎から。

2013年5月20日月曜日

読書がススムくん!


  今年度の「図画工作」受講者は14名。最高にいい人数です。造形室が存分に使えますし、みんなの交流も進みます。
 今回は、デカルコマニーや糸引き絵に取り組んでから、「いいところ」をトリミングして、ラミネート加工し、はさみで切って、栞をつくりました。みんなは、「これなら読書したくなるわー!」と言ってましたが、本当でしょうかね。

2013年5月18日土曜日

立夏。

 地ビールを大切にしたいものです。ピルスナーからクリスタルバイザーまで、六甲ビール8種飲み比べ。元町にて。夏が来ました。

2013年4月28日日曜日

「キュビスム」face出現。

 ローラーを使って制作していたら、インク練り板に突如「キュビスム」faceが! アビニヨンの娼婦ですね。

2013年4月19日金曜日

4/1のこと。うそじゃないよ。

 
朝、ポートライナーの中に、お弁当の入った赤い小さなバッグが忘れられていた。駅員室に届けた。帰り、JRでお尻の後ろでバイブを感じた。赤い携帯だった。隣に座っている女性に尋ねると「いいえ。」と。駅員室に届けた。そう言えば年末、ポートライナーの中に、赤い年賀状300枚を置き忘れた。駅員室に届いていた。とても嬉しかった。2つの赤いアイテムも、持ち主に届いていたら嬉しいな。

自然が芸術を模倣する。

 図工の授業で、紙粘土を水で溶き、粉絵の具で色をつけ、手でぬり広げて描く活動をしました。女子学生が、緑の画用紙に小さな黄色い花を散りばめていました。そう、一昨日見た、こんな感じの。

2013年3月20日水曜日

SEOUL(街)

明洞やカロスギルの街並みは、一転おしゃれ。一つの街の中に様々な表情があります。それがソウルの魅力でしょう。画像では「におい」が伝わらないのが残念なところです。

 

SEOUL(路地)

 ソウルには、近代的な建築物がたくさんありますが、昭和40年代を彷彿とさせる路地もそこらじゅうにあります。たまらない魅力です。その先へ誘われます。



SEOUL(美)

 韓国唯一の国立美術館は、国立近代美術館。明洞から地下鉄に乗って30分程行った郊外にあります。広大な敷地です。
 入館すると、まずドーン!と、ナムジュン・バイクの巨大オブジェが迎えてくれます。壮観です。館内は、とても余裕のあるスペースに作品が展示されていて、豊かで贅沢な空間です。ゆったりとした時間が流れていきます。野外には、ニキや草間弥生さんの作品が鎮座していました。
 


SEOUL(食)

 サムギョプサル、デジカルビ、蔘鷄湯、海鮮チジミ、玄米ビビンバ、餃子、冷麺、そして大量のキムチ。ソウルを3日間で満喫してきました。






2013年3月9日土曜日

春の成果


 この春休みには、2つの作品が完成しました。「fragment」シリーズです。街の中で見つけた「いいな」の欠片を散りばめました。
 何でもないようなところに、いろんないいものが佇んでいることが、だいぶ分かってきたように思います。

2013年2月26日火曜日

街の欠片を降らせましょう。

fragmentシリーズの一つです。
B2の、少し小さな作品を制作しはじめました。ローラーで下塗りです。コロコロ。ここに神戸の街の「欠片」を散りばめていきます。うまくまとまればいいのですが。

2013年2月25日月曜日

これまでありがとう、これからもよろしく。


 15年ほど前に、神戸のセンター街で購入した、ランドセルのような革のリュック。フォーマルにも遊びにも、ずっと毎日使い続けてきました。革の具合もいい感じになってきています。3回目の修理に出して、昨日返ってきました。おかえり。まだまだずーっと大切に使っていきます。
 もしかしてo-oの持ち物の中で、もっとも長く付き合っているかもしれません。ペットのリクガメ、ダ・ヴィンチといい勝負です。
 o-oお気に入りのエスプレッソバー、トアwestの+PLUSにて。

2013年2月14日木曜日

ひとふさがひとつの実となってそれぞれ自立するとき


 o-oゼミ「ひとふさ」、間もなく卒業です。このゼミ名は、3回生の春につけたものですが、いずれ卒業時には、房を離れ自立していこうとの思いを込めていました。その通り、その時が来ます。
    今日は卒業アルバムの写真を撮りました。そしてKUISホールの壇上で、胴上げを受けました。3回舞っている間、夢心地でした。ありがとう。
    o-o研究室は、彼らの卒業旅行のお土産やカードでほかほかです。
    京都、島根、名古屋、そして兵庫の教え子たち。みんな、しっかり生きていくのですよ。o-oはいつもいつまでもちゃんと見守っています。

2013年2月10日日曜日

みて、歩いて。

 風は冷たい一日でしたが、青空がずっと広がっていました。日差しは確かに12月頃と趣が違って、ほんの微かですが春を感じさせてくれました。
 神戸芸術工科大学の卒業制作展に今年も行ってきました。造形表現学科、プロダクトデザイン学科、環境デザイン学科に力作が多かったように思います。それぞれが個性を主張し合って、展覧会名のように「カオス」的ですが、それでいて学生たちの「熱」はある方向へと照射されているように感じました。
 帰りは、芸術の森から、JRの高架をくぐって、大安亭商店街をぶらつき、三宮へと歩きました。


 

2013年2月6日水曜日

見通しを絶つ「図画工作科教育法」内の活動

 「初等図画工作科教育法」は、講義科目でありながら制作と鑑賞の活動を取り入れています。
 活動では、学生から一切の見通しを絶ち、「今」に向き合わせるようにします。図工にとって大切な「安心」と「没頭」は、何も先が見通せるから得られるものではないのです。そのことを実感させていきます。題材名さえあらかじめは示さないのですが、本題材は「実像と虚像の見立て遊び」と呼んでいます。
 さて、この写真は学生の作品ですが、どんなふうに進めていったと思いますか?
 本サイトの学生作品コーナーにたくさんアップしています。よろしければ鑑賞してみてください。

2013年1月29日火曜日

2012「土と手と火の魔法」

 今期の陶芸の授業「土と手と火の魔法」も、たいへん楽しく取り組むことができました。学生たちの作品も素晴らしいものが出来上がりました。これらは、o-oサイトの学生作品のコーナーに順次アップしていきます。
 今回、学生たちが造っている横でo-oが造ったのがこれです。素焼き後、施釉後、焼き上がり後、そして使用中(笑)です。大好きな超辛口、山形の日本酒「ばくれん」が、たっぷり呑めます。