2012年5月10日木曜日

ありがとう、センダックさん。

o-o研究室でいつも踊っているマックスとかいじゅうたち
 米絵本作家のモーリス・センダックさんが亡くなられました。話をしたことも、会ったこともありません。失礼ながら、生きておられたこともはっきり認識していたわけではありません。ですが、o-oの中でセンダックさんは大きな存在でした。彼の『絵本論』に掲載されている「コールデコット賞受賞挨拶」は、o-oの子供観に大きな影響を与えました。そう。子供は子供であるが故の恐ろしく不安な現実を、空想(ファンタジー)の力で超えていくのです。『かいじゅうたちのいるところ』は、その美しいグラフィックと相まって、私たちに懐かしくも切ない子供時代を思い出させてくれます。
 諏訪湖畔にあるイルフ美術館には、『かいじゅうたちのいるところ』の原画が2枚もあります。また見に行きたいと思います。

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